転職の際には事前に医療機関との面接は必須です。
面接とは採用面接になりますので、先生がその医療機関に対しどのような印象をお持ちになるのか・どう評価をするのかという事と同様に、医療機関側も先生に対し採用したい先生なのかどうかを判断します。

医師の転職市場は全国的に見ると、まだまだ売り手市場（先生が引く手数多で医療機関を選べる様な構図）という事はありますが、医療機関側も採用面接という事ですからしっかりと先生方を見ているのは確かです。
（売り手市場と言っても、エリアによっては医師の応募が複数あるのが当たり前という事もある為、選り好みをしてしまうと募集の話が終わってしまった、面接後の採用は見送られてしまった等という事もあります。）
実際には面接と言っても堅苦しいものではなく、コミュニケーションの場という感じで肩に力を入れて臨むものでもありません。

以上が医師の採用面接についてですが、「その採用面接からどれくらいで結果がもらえるのか？」というご質問を先生方から頂く事があります。

複数の医療機関の面接を控えている先生は、比較検討する上で同時期に結果が出なければ比較検討が難しくなる事もあります。
また転職の時期から逆算して退職の申請時期を考えると、ある程度どのくらいで結果が来るのもなのかは知っておきたいとお考えになるのは当然です。

では実際には面接後どれくらいの期間で結果が来るのか？と言いますと、回答としては「大凡で当日～2週間程」という事になります。

ここまで期間に幅があるのには、当然理由があります。
—————————————————–
■「医療機関側からの先生の評価が高く、他の医師からの応募がない状況」
→ 当日か翌日には結果が来るというケースが多いです。

■「他の医師からも応募もあり、既に全ての面接は終わっているが比較検討をしなければならない状況」
→ 1週間以内のケースが多いです。

■「他の医師からも応募があり、全ての先生方の面接が終わっていない状況」
→ 大凡2週間程（状況により2週間以上待つ事もある事はあります。）

■「法人規模が大きく、面接後に医療機関側が理事会等で検討をする状況」
→ 理事会の頻度にもよりますが、大凡2週間以内のケースが多いです。
—————————————————–

先生のご転職時期やご退職申請の関係から、面接後～結果までの期間を何となくでも予め知っておく事は、転職までのシナリオを組む上でも重要な事です。

先生ご自身で医療機関側の状況について、直接聞いたりする事は困難（し難い）な為、こういった時は担当の転職コンサルタントから上手く聞いてもらう事をお勧め致します。