医療機関へ打診を行う前の段階での情報共有の重要性について

今回ですが医療機関への打診(応募)を行う際ですが事前に情報共有する事の重要性についてご説明させて頂きます。
以前、私共の方で対応させて頂きましたY先生よりお教え頂きました事例をご紹介致します。

Y先生は初期研修を修了された後の進路をお探しになるために弊社にご相談を頂きました。
精神科単科病院での勤務をご希望されており最優先事項としては指定医を取得する事です。
そこで私共の方で先生のご要望に見合うような医療機関をお探ししてご紹介させて頂きました。
そして候補の中の医療機関に気になる病院を見つけ出して頂きそちらに打診(応募)する事になりました。
その際にY先生からある言葉を投げかけられたのです。
「私は指定医を取得するに際し決して楽をしようとは考えていません。週5日勤務であろうと当直であろうと必要な事であれば全て受け入れる気持ちで考えています。」という事でした。
とても素晴らしい心構えで感心してしまいましたが何故、敢えてこのような事を仰ったのか、その理由について確認してみたところ意外な回答が返ってきたのです。

以前、他の紹介会社に依頼して某病院の面接に参加した事がありました。
その際に希望の勤務日数や当直について聞かれたのですが紹介会社のコンサルタントが「勤務日数は出来るだけ少ない方が良い」「当直は無い方が有難い」というように私の意に反するような回答をしてしまったのです。
この時の紹介会社のコンサルタントは先生方は皆さん勤務日数は少ない方が良い、当直は無い方が良いと勝手に思い込んでいたようです。
その結果、病院からはオファーを頂く事が出来なかったという苦い経験をしてしまったと仰っていました。

私共の方では以前より、こういった事にならないよう事前の情報共有には力を注いでおりましたが改めて今回の機をきっかけに再度、徹底していこうと考えた次第です。
先生方によってご要望や価値観は様々です。
こういった事を先生方と私共との間で徹底して共有させて頂く事で私達が先生方の右腕となって活動する事が可能になるのです。
そこで先生方にもご協力頂き出来れば面接を実施する前までのタイミングで情報共有をさせて頂き医療機関から最善の結果が頂けるように尽力させて頂きたいと考えております。