経歴書を使って上手くアピールする方法について

転職活動を行う際ですが医療機関に対して応募する際には必ず先生方の「経歴書(履歴書)」を提示する事になります。
医療機関側は提示された経歴書の内容を確認し先生とお会いしてみるのか否かを判断する事になります。
言い方を変えますと経歴書の内容によっては医療機関との面談すら実施出来ない可能性もあるという事になるのです。
それだけ経歴書というのは転職活動を行う上で重要なモノになるのです。

経歴書ですが具体的にどのような事を記載するのかと言いますと、
① 年齢、性別、お住まい、配偶者の有無といった個人情報
② 学歴、職歴について
③ 免許や資格関係について
④ その他、希望条件や要望、アピールポイント、志望動機など
以上のような事を記載する事になります。
※経歴書を初めて医療機関側に提示する際ですが先生方のお名前や住所、ご連絡先、過去の勤務先など個人を識別出来るような情報は全て匿名に直して送りますので、ご安心下さいませ。

この中で意外に見落としがちになってしまう部分があります。
それが上記で言うところの④という事になります。
①~③に関しては必須の情報になりますので問題はないのですが④に関しては必須ではない項目という事になりますので一切触れる事が無い場合もあります。
しかし経歴書を通して上手くアピールするには実は④の部分が非常に重要で、ここで如何に上手く表現できるかがポイントになります。
特に他科から精神科への転科をご希望の先生方やこれから指定医の取得を目指される先生の場合には今までのご経験のどの部分を、どうやってアピールするかが転職成功に非常に重要になります。

例えば非指定医の先生が都内の精神科救急病院から他地域の病院へ転職される際ですが、単純に「都内の精神科救急病院で勤務」という書き方で終わってしまうのではなく「都内でも有数の幅広い症例が集まる精神科救急病院で勤務」という書き方の方がより多くの経験を積んでこられたように見えるのではないかと思います。
これこそが経歴書を上手く使ってのアピール方法になります。

これだけでも見る側の印象が大幅に変わる事があり得るのです。
特に大本命の医療機関へ応募する際には、こういったひと工夫を加える事が他の先生方との差別化を図る事に繋がります。
出来る限り転職活動を有利に進める手段の一つとしてお知りおき下さいませ。