精神科への転科をご検討される際に最低限意識して頂きたい4つのポイント

引き続き、ここ最近においても他科から精神科への転科をご希望される先生方の数は多くなっております。
実際に弊社宛に転科をご希望の先生方からの多くのご相談を頂いているような状況となっております。
そこで今回ですが精神科への転科についてご検討頂く際に最低限抑えて頂きたい4つのポイントについてご説明させて頂きます。
しっかりとポイントを押さえて頂き安心して精神科への転科を叶えて頂きたいと考えております。

ポイント①「そもそも転科の医師を受け入れる体制が整っているか?」
まず転科をして頂くことになれば精神科についての教育を受ける事と経験を積んで頂く事が必要になります。
そのための「教育体制が整っているのか」また「指導して頂けるような医師が在籍しているのか」「過去に転科の医師を受け入れた実績はあるのか」「偏った症例ではなく幅広い症例が集まる病院なのか」といったような点については十分に調べておく必要があります。

ポイント②「資格の取得が可能な病院か?」
精神科医として勤務して頂くには先生方もご存じの通り精神保健指定医の取得が重要なキーになります。
またここ最近では専門医の取得を目指される先生方もいらっしゃいます。
こういった資格はどこの医療機関でも取得出来るものではございません。
それなりの条件を満たした医療機関でなければ取得する事が難しくなります。
確実に取得が可能な病院なのか、入職される前にしっかりと確認して頂く必要があると考えております。

ポイント③「給与額について」
転科をご希望される場合ですが、それまでご勤務されていた診療科での経験値が給与額にそのまま反映されない事があります。
例えば内科で15年のご経験をお持ちの先生であったとしても精神科でのご経験はゼロという事であれば、それが給与額に反映される事になります。
つまり給与査定する際のベースは精神科での経験値がメインになり過去の経験値は全てが反映される訳ではなく結果的に転科する事で給与額が下がってしまう可能性があるという事です。
もちろん今までのご経験が考慮されたり、ご年齢について考慮して頂けるような場合もございますが、その基準は各医療機関によって様々ですので、ご入職される前の段階でしっかりと情報収集される事をお薦め致します。

ポイント④「精神科に専念する事が出来るかどうか?」
精神科に転科された先生方より稀にお聞きする事として折角精神科に転科したにも関わらず精神科の診察に専念出来ておらず困っている、というようなお悩みをお伺いする事がございます。
それまでにご勤務されていた内科や麻酔科、皮膚科、整形外科などでのご経験に頼られてしまい精神科に費やす時間が取れないというようなケースです。
先生ご本人としては精神科に転科した以上、精神科をメインに対応したいとお考えになられているにも関わらず、それ以外の事に費やす時間が多くなれば、その分だけ精神科について学ぶ時間や経験を積む機会を削がれてしまう事になります。
もちろん今までに習得されてきたご経験を活かして頂く事も転科された先生方の強みの一つではあると思いますが、それがあまりにも極端な場合には見直して頂く事も必要かもしれません。

ポイントは以上でございます。
弊社では常にこういった事を視野に入れつつ先生方への対応し安心して転科して頂けるように配慮を行っております。
精神科への転科についてお悩みの先生方、是非一度、弊社までお気軽にご相談下さいませ。