公的病院と民間病院、どちらで働いた方が良いのか?

先生方の転職について考える際に1つの要素として挙がってくるのが公的病院と民間病院、どちらで働いた方が良いのだろうか?というテーマです。
特に私共の方にご相談を頂くケースで多いのが過去に大学病院や公立病院でのご勤務経験のみで民間病院で勤務したご経験がない先生方から民間病院で働く事についてご相談を受けるパターンです。

一般的に公的病院のメリットとしては「安定している」「設備や技術が整っている」「教育体制が充実している」などの印象を持たれる事が多いように思います。
一方の民間病院については「労働条件の融通が利く」「自由度が高い」「医局のしがらみが少ない」というような印象をお持ちの場合が多くなります。
言い方を変えますと、これらの逆が公的病院、民間病院それぞれのデメリットという事になるのではないかと思います。

このように公的病院、民間病院にはそれぞれのメリット、デメリットが存在しておりますので先生方がどのような環境での勤務をご希望されているのか、それによってどちらを選ぶのかを考えていくというのが基本的な考え方になるというのは容易に見当がつくと思います。
そこで敢えてご提案させて頂きたい事としましては、どちらか一方を推すのではなく公的病院と民間病院双方でのご勤務経験をしてみるという事をお薦めさせて頂きます。

その一番の理由は双方で勤務する事で幅広いご経験と視野を養う事が出来るという事になります。
公的病院でご勤務された先生の場合であれば、公的病院だから出来た事、出来なかった事があったのではないかと思います。
このようなご経験を民間病院でご勤務される際に活かして頂く事でご経験の幅が広がるのではないかと考えております。
これが結果的に質の高い医療の提供や職場内での良好な人間関係の構築、更なるスキルアップなど、様々な場面で活かされる事になると考えております。

公的病院なのか、民間病院なのか、お悩みになられている場合には、こういった事を含めてご検討されると良いのではないでしょうか。
ご参考にして頂ければ幸いです。