固定概念が容易に覆るのが転職活動

本日は、以前ご案内していた先生の話をさせていただきます。

Y先生は転職をお決めになり、その後私共のコンサルタントと様々な情報や求人の共有を行なっておりました。
勿論、1件1件の求人についてもどのような病院なのか話し合いを行なっておりました。
その後、面接に行く病院の絞り込みを行ない、最終的には2件の病院の話を進める事にしたのです。

ただ実を言うと、Y先生は本命がA病院、比較する為の病院として第二候補はB病院という見方をしておりました。

そして二週間の中で上手く二つの病院の面接を組むことが出来、あまり期間を要さずに2件の面接を行なえる事に(比較できる状況にも)なったのです。

さて、最初の面接は第二候補であったB病院の方です。
事前に先生へ共有していた内容や状況の通り、途中までは先生も想定通りという感じでした。
しかし、面接での院長先生の人柄や院内見学時の職員の方の対応、先生方の患者対応、などを実際に見る事で、徐々に先生の気持ちが高ぶっている事を横で感じたのです。

そしてこのB病院の面接を終えた後、先生はこのように仰ったのです。
「こんな風通しの良い優良病院だったとは思わなかった・・・。」

さて後日、2件目のA病院へも予定通り面接へ行きました。
やはりこちらも事前に共有していた内情や雰囲気があり、良好な感じで面接を終えました。

さて、Y先生が実際にA・Bどちらの病院を選ぶかです。
幸い両病院からは無事にオファーを頂く事が出来、条件的にも遜色ない条件でした。

面接前の印象からは、本命であるA病院へY先生はお決めになるものと思っていました。
しかし、最終的にY先生が入職を決めたのはB病院だったのです。
これはB病院との相性という事もあったのですが、実際にその病院を見れた事で当初の本命病院を上回ってしまったのです。

以上のように、先生が当初イメージしていた事と直接面接/見学で得て感じられる事は、イコールではない事も多いです。
また、評判や印象だけで見学や面接にお話を進めないのは勿体無いケースもあります。

当然、今回紹介をしましたケースでは面接/見学に行ってみて良い結果になりましたが、逆のケースもあります。
良い印象が容易に覆ってしまうなんて事は意外にあったりします。

納得の転職をするには「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、迷いを断ち切って話を進めてみる事も時には必要だと思うのです。
とは言え、病院ごとの事前情報の共有は重要だと思いますので、是非行った上で面接へお話を進められる事をお勧め致します。