転職をご希望の先生方からご相談を頂く中で、
「今の病院は自分には合わないので、普段勤務中でもやる気が起きない・・・。」
( ↑ 細かい内容は割愛しています。)
というお話が時々あります。
実はこのケースは非常に危険です。
なぜなら現勤務先での先生の評価・評判に影響するからです。
もっと言いますと、仮にもやる気が起きない事によって、現勤務先からの評価が著しく低下している場合があったとします。
先生ご自身は転職をするから、現勤務先での評価なんてどうでもよいとお考えかもしれません。
しかし、狭い医療業界です。
転職先候補の病院の先生と現勤務先の先生が知人として繋がっている場合はどうでしょう。
しかも精神科ともなればさらに狭い業界です。
そうなれば、現勤務先での評価が転職先候補の病院へ、知人の先生を通してスライドする可能性も無きにしも非ずです。
私共は先生の個人情報管理には徹底しておりますが、病院同士の他の先生方同士の会話までは管理できません。
よって考えられる事は以下の通りです。
① 新しい転職先の病院でも疑念の目で見られるようになる。
② 転職前であれば、そもそも転職話がなくなってしまう。
③ 面接に行っても医療機関側から断られてしまう。
以上の事から危険と申し上げたのです。
仮に近い将来転職をするつもりであっても、自分には合わない病院であっても、ご勤務に対する姿勢はしっかりされた方が良いです。
患者様は関係ありません。その医療機関に属する限り、医師としての務めをしっかり行うべき、最善を尽くすべきだと私共は考えます。