今年の夏~秋に向けて転職をお考えの先生方からご相談を頂いており、既に面接の予定も決まっている先生方も多いです。
そんな中、当然の事ながら転職先を比較検討する上で複数の医療機関の面接を行なう事もあると思います。

 

本日は複数の医療機関の面接を受ける上で気を付けておくべき事をお伝えしたいと思います。

 

 

まず先生は転職先候補の求人情報を複数仕入れたとします。
さらにそこから絞り込みをかけ優先順に2~3件(あくまで平均数です)の病院等の医療機関を絞り込みます。

 

さて絞り込んだら実際に面接の実施ですが、先方の医療機関と日程の調整をしなければなりません。
ここが本日のポイントです。

 

面接の日程を複数の医療機関と組む場合、起こりえる事が1件目・2件目・3件目の面接日程の間隔が空いてしまう事です。
例えば先生のご都合と候補の医療機関との都合が合い、1ヶ月内に3件の面接が実施出来れば良いのですが、1件目から3件目の面接が終わるまでに2~3ヶ月(もしくはそれ以上の期間)を要してしまった場合、1件目の病院からオファーが出た際には1件目の病院を2~3ヶ月(もしくはそれ以上)待たせる事になります。
また面接後の病院側からの返答は比較的早く、条件面の提示もすぐにあるケースが多いです。

 

 

 

比較検討の為には仕方がないと言えばその通りなのですが、仮に1件目の病院が結果的に良く、待たせてしまった上で入職する場合と、面接後比較的早い段階で返答し入職するケースでは先生への心証が変わります。
採用する側も人ですから、オファーを出したにも関わらず、長い期間待たされるのはあまり気分の良いものではありません。
ちなみに採用枠が1名だった場合、先生にオファーを出した時点で採用活動は一旦ストップしなければならないのです。(病院側は待たされた挙句に断られてしまい誰も採用出来なかったというリスクも負う事になります。)

 

先生におかれましても1件1件の面接の間隔が空いてしまう事で、最初のところの印象が薄れていき詳細部分の比較検討までが難しくなるという事も起こりえます。
以上の事もあり、複数の医療機関の面接をお考えの場合は短期間での実施が望ましいのです。

 

とは言うものの、日々ご勤務されている中で転職活動を行なう先生がほとんどでしょうから、短期間集中して面接日程を組む事が難しい場合もあるかと思います。
そのような場合は転職コンサルタントに知恵を貰うのも良いと思います。面接をある程度短期間で組む術を持っています。

 

複数の気になる医療機関があるにも関わらず、日程調整が難しいからといって無理に一つに絞る事はあまりお勧め出来ません。
最終的にご納得の転職となるよう、面接の日程調整も大事な転職活動の一つです。