病院側の事務長や採用担当者と日々様々な情報交換をしておりますと、
ご入職後に評判・評価の良い先生像というのが見えてきます。

 

本日はその話を共有したいと思います。

 

 

ご入職後に評判・評価の良い先生の特徴は大凡以下の2つです。
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1. 人柄の良い医師
2. 入院をよく取る医師
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1.の人柄の良い先生は患者様への対応も勿論ですが、病院は組織ですので連携をスムーズにする等の組織力の向上に繋がる部分です。
またコメディカルからの評判も良く、病院全体が働きやすい環境にも繋がるのです。

 

2.の入院をよく取る先生については、病院は病棟の稼働率の目途を90%に設定しているところが多いです。
入院料は病院運営をする上で重要な収入源となりますので、「外来で先生の患者様が増える → 入院に該当する患者様を診る確率が上がる → 入院に繋がる」という流れは経営側としては歓迎なのです。
(当たり前ですが、収益を上げる為に患者様を無理に入院させる事が良いという事ではありません。)

 

以上がご入職後に評価や評判の良い先生方の一例です。

 

 

 

しかしながら、上記2.の入院については本来よく検証しなければならない項目です。
一概に入院を取る事が患者様にとって良いとも限らないからです。

 

それは病院の体制的・機能的に「この症状の患者様を取ってしまうと、無理な入院となり危険な状況を生んでしまうかもしれない。」という事もあります。
また先生によって診療方針や方法は異なりますので、患者様にとってみれば合う先生に診ていただくのが一番です。
その一番の先生が必ずしも入院を取る先生とは限りません。入院は避けるような考えを持つ先生もいらっしゃいます。

 

2.のような入院を取っている先生という評価はあくまで経営サイドからの観点の為、精神科医師としての良し悪しは関係ありません。

 

 

最後は少し話がそれましたが、病院側としては最初に述べたような先生方を良く思う傾向にあるようです。
あくまで参考情報として捉えていただければ幸いです。